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劇団四季の舞台で初めて石丸幹二さんを観たときの
相手役が堀内敬子さん。

お二人とも劇団を退団して随分経ちますが、
昨年、チラシで舞台共演が決まったことを知ったときは、
それはそれは嬉しくて、どんなストーリーなのかも知らずに、
2回分のチケットを購入してしまいました。


パレード2




初日が近づくにつれ、「パレード」という楽しそうな
タイトルとは裏腹に、重い社会派の作品であること、
冤罪事件をテーマにした実話であることを知るけれど、
詳しい予備知識のないまま5月20日に観劇。


パレード1


南北戦争終結後のアトランタに移住するユダヤ人の
レオ・フランク役の石丸さん、
その妻ルシールを演じるのが堀内さん。

町で起きた事件を早期解決するため、
想像を絶するような数々の歪曲や人格否定された挙句、
犯人に仕立て上げられていくレオ。

そのときの時代背景や政治的な思惑、
人種に対しての感情、集団心理など
いろんなことが絡み合って起きてしまったことだけれど、
戦後の南部の多くの人たちが、
ユダヤ人それも北部出身の上流階級のレオに対して
抱く感情がこんなにも残酷なものかと、
観終わった後、しばらく心に受けた衝撃が
消えないままでした。




2回目は、東京公演前楽6月3日に観劇しました。

最小限のシンプルな舞台セットが空間の広さを感じさせ、
天井から舞い落ちる大量の紙吹雪の美しさにあらためて感動。
いろんな場面で様々な意味を持って降ってくる紙吹雪が
混沌としている状態を表しているような気がしました。

真面目だけど、傲慢で融通が利かず
要領がいいとは言えないレオを演じる石丸さんの
繊細な演技は本当に秀逸だった。
お嬢様育ちが抜けない妻が、裁判後
夫の無実のために全身全霊で支え続ける
優しく強いルシールを演じる堀内さんとの夫婦愛が
丁寧に描かれています。

ラストシーンで涙を浮かべていた堀内さん。
カーテンコールのときもずっと感無量の表情を
されていたのが印象的でした。
きっとずーっとルシールだったんだろうな。

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